皆さんこんにちは!
Light Garden(ライトガーデン)、更新担当の中西です。
シリーズ「暮らし彩る外構エクステリア講座」第2回をお届けします。
今回は「失敗しないプランニング:敷地調査と要望ヒアリングのコツ」をテーマに、外構設計の出発点となる敷地調査のポイントと、お客様の理想を正確にくみ取るヒアリングの手法を詳しく解説します!
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外構プランは「現場を知らずして設計なし」と言われるほど、敷地の特性を把握することが成功の鍵です。正確な敷地調査を行うことで、以下のメリットがあります。
トラブル回避
高低差や排水経路、法規制を事前に把握することで、設計ミスや施工中のトラブルを防止。工事費の追加発生リスクを抑えられます。
最適なプラン提案
日当たりや風向き、道路幅員などを踏まえた動線・植栽配置で、快適かつ機能的な外構デザインが可能になります。
お見積り精度の向上
正確な敷地情報をもとに資材や工事工程を算出することで、お見積りのブレを小さくし、お客様に安心をご提供します。
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測量データの取得:公図や登記簿、現地でのレーザー測量を活用し、境界線や高低差を正確に把握。
ブロック塀・既存構造物:境界沿いの塀や植栽の位置を確認し、移設や撤去が必要かどうか検討します。
建築基準法・都市計画法:道路斜線制限、建ぺい率・容積率、セットバックの要否などをチェック。
景観条例・防火地域:指定地区では使用できる素材や色味に制限がある場合があります。
日当たり・風通し:建物や隣家の影響をシミュレーションし、植栽や照明の配置に反映。
雨水排水経路:雨どいの位置、雨水マスの有無を確認し、排水計画を立案します。
道路幅員・交通量:駐車動線や車庫入れのしやすさに直結。
隣地の建物用途:騒音や視線対策が必要な場合はフェンスや植栽で緩和プランを検討。
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お客様の理想を正しく形にするためには、単なる「聞き取り」ではなく、深掘りした「ヒアリング」が不可欠です。以下のポイントを押さえましょう。
家族構成・ライフステージ:小さなお子さまや高齢者がいる場合、動線や素材選びに配慮が必要です。
趣味・過ごし方:ガーデンパーティーを楽しみたいのか、家庭菜園をしたいのか、アウトドア派かインドア派かを確認します。
イメージ写真の活用:雑誌やPinterestなどの写真を見せてもらい、好みのテイストを共有。
NGポイントの確認:「メンテナンスが大変な芝生は避けたい」「暗い色は重苦しい」といった具体的なNGをヒアリング。
総予算の把握:外構全体にかけられる費用を確認し、優先度の高い箇所からプランニング。
必須要素 vs 追加要素:必ず取り入れたい門扉やカーポートと、予算に余裕があれば追加したいガーデンライトやウッドデッキを区別。
子どもの成長:遊具スペースや駐輪スペースの拡張性。
高齢期の暮らし:バリアフリー動線や手すりの設置計画を早めに検討。
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| 項目 | 内容例 |
|---|---|
| 家族構成 | 夫婦+子ども2人(小学生・未就学児) |
| ライフスタイル | ガーデンBBQが趣味、週末は子どもと庭で遊びたい |
| 好みのテイスト | ナチュラルモダン、木目×ホワイトが好き |
| NGポイント | メンテナンスが大変な芝生は避けたい |
| 予算 | 約150万円(必須:門扉・アプローチ・カーポート) |
| 将来想定 | 子どもの自転車置き場、高齢期のバリアフリー対応 |
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現地調査で敷地の特性を徹底把握し、トラブルや追加費用を未然に防ぐ。
ライフスタイルや好みを深掘りするヒアリングで、お客様の理想を正確に反映。
予算と優先順位を明確化し、必須要素から無駄なくプランを組み立てる。
将来のライフイベントを見据えた設計で、長く快適に暮らせる外構を実現。
次回第3回では「門まわり・アプローチデザインの基本」をお届けします。
エントランスの第一印象を決める門まわりのデザインや、動線に配慮したアプローチの素材選び・レイアウトのポイントを具体的にご紹介します。ぜひお楽しみに!
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Light Gardenでは、お客様の声に耳を傾け、現場の特性を活かした最適プランをご提案いたします。シリーズを通して、理想の外構づくりにお役立てください!
次回もお楽しみに。